~山本佑機「俺がやらなきゃまずい」~

──今回、対戦する菅原勇介選手はどれぐらい認識してましたか?
山本 アマチュア時代に、うちの道場でやった大会に一人で来てたことがあるんですよ。その時から、「この人、強いなあ」って思ってました。自分がプロ7戦ぐらいやってる頃で。その印象が強いですね。
──そういう相手とこのタイミングで当たるというのは?
山本 ちょうどいいかなって感じですね。この前、RISEで65kg級のタイトルマッチもやってるし、彼が新人王トーナメントに出てる頃(2005年、ライト級優勝)から、当たるだろうなと思ってたし。やったら面白くなるだろうなと。
──印象としては?
山本 気持ちがすごく強いなあと思うのと、パンチをしっかり打ってる感じですね。パンチも強いし蹴りも走ってて、いい選手ですよね。
──一番、警戒する部分は?
山本 やっぱりパンチじゃないですかね。田中秀弥選手を一発でKOしてますからね。
──どう対抗しますか?
山本 パンチで。その方がお客さんも盛り上がるし、自分もパンチが好きなんで。パンチで盛り上げたいですね。
──打ち合いですか?
山本 打ち合い…の方がいいですよね(笑)。一発の威力は、絶対自分よりあるんですよ。でもスピードじゃ負けないつもりなんで。ガンガンいこうかなと。
──昨年は勝ち星を重ねて、WBCムエタイルール日本ライト級王座も獲りました。
山本 調子よかったんですけどね、最後ダメだったから(12月4日・デンヤソー戦で4RTKO負け)ダメですよ。あれにもパンチで勝ててたら去年はすごくよかったんですけど、今年は始めをキチッとやんないとダメですね。うまくいけば、RISEの方にも名前を挙げてもらえると思うんで。
──そちらにも興味があると。
山本 自分はタイ人よりも強い日本人と当たっていきたいですね。スタイルもムエタイじゃないし、ああいうスタイルの方が自分に合ってると思うんで。今回、ヒジもないしRISEみたいな試合になると思うんで、楽しみですね。
──対抗戦という意識は強いですか?
山本 J-NETWORKのチャンピオンということでもあるし、特に今回は士道館興行でもあるので、自分がやらなきゃまずいですよね。西山(誠人)さんをやったとき(07年1月、判定勝ち)のように驚かせないと(笑)。それにメインなんで、メインに相応しい試合をしないとダメですね。メインに慣れないと。
──ズバリ、勝つ自信は。
山本 もちろん、菅原選手も自信はあるだろうし、ちゃんとやってきたんで自分もあるんですけど、どっちかがちゃんと倒れるような試合にしたいですね。その方がお客さんも絶対盛り上がるだろうし。ドロドロで判定とかイヤなんで。3Rぐらいまでには終わらせて、どんどんいろんなところから呼ばれるような試合をしたいですね。
──では最後に、意気込みをひと言。
山本 ジャブでKOします!
~菅原勇介 思い出のリングでKO勝利を~

──菅原選手は、デビューがMAキックなんですよね。
菅原 そうですね、山木ジムでデビューしたんで。やっぱりデビューした団体なんで、多少思い入れはありますね。
──そこでメインを張るというのは?
菅原 メインらしい試合をしないとなっていう、強い意気込みがあります。
──菅原選手の思う「メインらしい試合」とは?
菅原 やっぱりトリなんで、ぶっ倒してKOするような、派手な試合ですね。
──相手は山本佑機選手ですが、印象は?
菅原 パンチとローって感じですかね。お兄さんの壮泰選手とはまた逆で、自分と似てるタイプですよね。でも倒すっていう面では、僕の方が上なんじゃないかなという感じですね。
──山本選手も、その点は認めていました。一方で、スピードや回転力では負けないと。
菅原 その通りだと思います。ただ、フェイントの掛け合いとかでは僕の方が上じゃないかと思いますけどね。
──打ち合いを望みますか?
菅原 もちろんです。打ち合って、倒したいですね。
──アウェーになりますが、その意識は?
菅原 そうですね。判定で僅差になったら勝てるとは思ってないんで。もともと、そんな風な試合にはならないと思うし、最初から倒す気でいきます。
──菅原選手はRISEルールの試合経験も多いですが、今回は5Rですね。そのあたりは?
菅原 スタミナがないと思われがちなんですけど、今回はみっちりやってきたんで、5Rでも全然大丈夫です。でも、5Rまでいかないと思いますけどね。1Rか2Rでいきたいですね、予定では。
──ぶっ倒す自信はどれぐらい?
菅原 90%ぐらいじゃないですか。相手もチャンピオンなんでそんなに簡単にはいかないと思うんで、その分が10%。でも自信はあります。
──山本選手が、アマチュアの頃から「強い選手がいる」と認識していたそうです。
菅原 あ、そうなんですか。うれしいですね。僕もアマチュアの大会で橋本道場に行ったときに見かけて、双子のプロの選手ということで印象が強かったですよ。いつかやりたいなあと思ってました。
──その相手と今のキャリアで当たるというのは?
菅原 もっと早い段階でやると思ってたんですよね、僕は。でも、一番いい形で闘えるので、うれしいですね。
──何で倒したいですか?
菅原 パンチですね。でも僕はパンチだけじゃないんで、いろいろ技を試して入ったもので倒せれば。
──向こうは「ジャブでKOする」とのことでした。
菅原 じゃあヒジで倒しますよ。……ヒジなしですけどね(笑)。
~加藤竜二 ベルトを巻いてマイクで言いたいことがある~

──初のタイトルマッチということで、緊張などはありますか?
加藤 そんなにないですね。タイトルマッチはもうちょっと早くできると思ってたんですけど、去年の1月に負けちゃった(山野寛之戦)から、ちょっと遅くなっちゃったかなと。
──プレッシャーは?
加藤 チケットいっぱい売って友達もたくさん来るので、勝たないとっていうプレッシャーの方が大きいですね。
──チャンピオンの野嶋選手については?
加藤 試合は生でも映像でもけっこう見ました。やっぱりパンチのある選手ですよね。フックだけ気をつければいけるんじゃないかと思ってます。
──警戒するのはそこだけ?
加藤 そうですね。対策はそんなにやってるわけでもないんですけど(笑)、普通にいつも通りやればいいんじゃないかと思ってます。
──自分はどう攻めようと?
加藤 あんまり考え過ぎちゃうと、山野戦の時にそれでダメだったんで。最近の2試合は普通に練習して自分の持ち味を出して闘えてて、そっちの方がいい結果が出てるんで。
──特に昨年10月の三好純戦ではフルコースみたいな感じで3ノックダウンを奪いましたね。
加藤 あの試合は1週間前にインフルエンザにかかって練習できなかったんで、勝てるかな、引き分けになっちゃうかなと思ってたんですけど、セコンドの平本悠選手から「楽しんだ方がいいよ」って言ってもらったんで、楽しんでやったらああいう結果になったんで。それで12月の薩摩サザ波戦も楽しんでやったら自分の持ち味が出せたんで、今回もそうしたいですね。
──どんな風に勝ちたいですか?
加藤 やっぱりKOですね。みんなに楽しんでもらいたいし、自分もカッコよく勝ちたいです。ちょっとナルシストなんで(笑)。みんなが見てると強くなれるみたいな感じなんで、その辺を意識して。
──何で決めますか?
加藤 今、必殺技を考えてるんで。KOできる技があります。自分は空手出身なんで、空手の持ち味を出せる技を出したいなと思ってます。
──パンチも蹴りもヒジもヒザも、何でもできるイメージがありますが。
加藤 ヒジで切ろうって毎回思うんですけど、結局切れないんで、こんかいはあんまりヒジの練習はしてないです。足技は空手の時に覚えたんだと思います。パンチは、自分ではあまりうまいと思ってないし、親父もたぶんうまいと思ってないんですけど(笑)、他の人たちからはいいって言われるんです。高校の時にボクシングをしてたからだと思います。
──勝てばチャンピオンということで、橋本道場からは多くのチャンピオンが生まれてるわけですが。
加藤 自分も続きます。
──ベルトを巻いたところを想像したりは?
加藤 毎晩してます(笑)。ベルトを巻いて、マイクで言うことを考えてます。
──それでは最後に、意気込みをお願いします。
加藤 絶対KOするんで、皆さん、試合を楽しんでください。よろしくお願いします!
MA新年一発目の大会、セミとメインに大いに期待したい。
※尚、このインタビューの模様は、本大会DVDにも収録されます。
インタビュアー:高崎計三
